最近、同期との評価に差がつき始めて、焦りを感じ始めてるんです
新卒3年目だと差が付き始めるタイミングだね
ただ、勉強しようと思っても、何から始めたらいいかわからないんです
それならば、中小企業診断士の勉強をしたらどうかな?
中小企業診断士?難しそうな資格ですね…
難関の国家資格だけど、仕事におけるメリットは大きいし、やり方次第では若い人も取得できるよ
【ジャパネットたかた】の2代目社長の高田旭人さんも若いときに「経営を勉強するため」と診断士を取得してるんだ
それ以外では、勝間勝代さんも20代で中小企業診断士の資格を取得されてるよ
そうなんですか。
詳しく教えてください!
この記事では、20~30代のビジネスマンこそ、中小企業診断士の勉強が役立つ理由について解説していきます。
この記事を読んでほしい人
- 仕事で同期との評価に差がつき始め、焦りを感じている方
- ビジネス関連の書籍を読もうと思っているが、何から手を付けるべきか悩んでいる方
- 仕事である程度評価されているが、もっと評価されたい方
今回の記事でわかること
- 中小企業診断士は「ビジネス知識の基礎固め」に最適な資格である
- 勉強の仕方次第で1~2年で取得でき、勉強途中でも職務経歴書に書ける
- 30~40代の合格者が多いが、実は20~30代前半のほうが取得メリットが大きい
中小企業診断士って?
中小企業診断士とは、経営コンサルタントとして唯一の国家資格です。経済産業省が「経営の診断・助言について一定の能力を有すると認められる者」を中小企業診断士として認定しています。
また、日本経済新聞、日経Bizアカデミー、日経キャリアマガジンが共同で調査した「ビジネス系資格・語学調査(2015年)」において、【新たに取得したい資格】で第1位となっており、ビジネスマンに人気がある資格です。
ただ、難関の国家資格と言われており、合格者は毎年1,000人程度と狭き門です。そのため、頑張って資格にチャレンジしても、途中で諦めてしまう方が多いです。
20~30代のビジネスマンが中小企業診断士の勉強をするメリット
中小企業診断士を取得するメリットとして、「コンサル会社への転職に有利」「キャリアアップにつながる」「独立・起業するときに有利」などが言われることが多いですが、20~30代のビジネスマンには、もっと大事なメリットがあります。
20~30代のビジネスマンが中小企業診断士を勉強するメリット
- 経営に必要な知識を【短期間で体系的に】勉強できる
- ビジネスの基本的な考え方が身につくので、仕事の成果が出やすくなる
- 先輩や取引先の話が理解できたり、会話できるようになり、評価されやすくなる
つまり、中小企業診断士は「ビジネス知識の基礎固め」だけでなく、自身の評価を高めるために最適な資格なんです。
また、途中で諦めてしまう方が多かったのですが、そんな方にも朗報です。
今年度から中小企業診断士に合格しなくても、1次試験合格者(科目合格者)にも資格の名称が付きました。そのため、勉強途中でも職務経歴書に書けるようになりました。
メリット1:経営に必要な知識を【短期間で体系的に】勉強できる
「経営に必要な知識って何があるかな?」と聞かれたら、何を思い浮かべるかな?
いきなり質問されてもわからないよ…
まずは経営学ですよね?マーケティングなども必要かな?
いい答えだね。でも、資金面は考えなくていいのかな?あと、DX時代だと情報システムなども知ってないといけないよね?
皆さんは、ビジネス関連のスキルを高めようと書店に行ったことはありますか?正直、いろんなジャンルの本があり、どれから勉強したらいいか悩みませんか?
そのときにお薦めなのが中小企業診断士です。
その理由は、経済産業省が「経営を理解するには、これぐらいは基本ですよ」といった科目が揃っているからです。
具体的には、以下の科目になります。
- 企業経営理論(経営戦略、組織論、人的資源管理、マーケティング)
- 財務・会計
- 運営管理(生産管理、店舗販売管理)
- 経済学・経済政策
- 経営情報システム
- 経営法務
- 中小企業経営・中小企業政策
かなり幅広いです。同年代でこの範囲を勉強している方は、ほぼいないと思います。
ちなみに、中小企業診断士の多くの方が1~2年で合格しています。これだけの範囲を短期間で勉強できるのは、非常に魅力的です。
また、最近では数万円で受講できるオンライン講座もあり、20~30代の方でも勉強しやすい環境になっています。
メリット2:ビジネスの基本的な考え方が身につくので、仕事の成果が出やすくなる
ビジネススキルは、大きく「汎用スキル」と「専門スキル」に分類されます。
汎用スキルとは、その人の基本スペックを決めるスキルです。パソコンだと、性能を決める「OS」に該当します。
専門スキルとは、自身の専門領域に関連するスキルです。パソコンだと、エクセルなどの「アプリケーション」に該当します。
皆さんは、ビジネス関連の書籍を読むとき、汎用スキルと専門スキルのどちらが多いですか?
多くの人は、専門スキルに関する書籍は読むことが多いのではないでしょうか?
ここに周囲と差を付けるチャンスが潜んでいます。
アメリカの実業家ジェームズ・W・ヤング氏は著書『アイデアのつくり方』のなかで、「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」と主張しています。
例えば、職場のメンバーで新しいアイデアを考えようとしても、同じ意見が多かった経験はありませんか?それは、メンバーの多くが専門スキルばかり勉強しているため、視野が狭くなってしまうのが主な原因です。
『アイデアの作り方』に照らして考えると、
汎用スキルと専門スキルの両方を知っていて、組み合わせて発想することができれば、周囲との圧倒的な差がつく
中小企業診断士は、基本的なビジネス知識を整理できるだけでなく、2次試験を通じてロジカルシンキングなども磨かれます。
汎用スキルを高める方法として、中小企業診断士の勉強が最適なのです。
メリット3:先輩や取引先の話が理解できたり、会話できるようになり、評価されやすくなる
皆さん、以下の言葉を聞いて、その意図を理解できますか?
業界トップの自社が再ベンチャー化するために「ロゴ」を変えることにした
これは、私が所属していた経営トップが全社員向けに発した言葉です。
周囲では「ふ~ん、ロゴを変えるんだ。昔のロゴのほうがわかりやすかったね」と言っていた人がいました。
一方、30代半ばだった私は「業界トップで組織が硬直化してきたので、非連続的な成長を求めてドメインを変えるんだな。そのためのCIの一環としてロゴもそれがわかるようにしたんだな」と思いました。
皆さんはどちらでしたか?
組織においては、上位の役職者になるほど、経営用語を普通に使います。そのとき、その内容をぼんやりでも理解して会話できるかどうかで、あなたへの評価が大きく変わります。
また、取引先との商談で、先方が「当然知っているよね」と思って発言した経営用語をわからないと「この人、大丈夫?」と思われてしまう可能性もあります。
先輩や取引先との会話が理解できて、コミュニケーションを取れることは「できるビジネスマン」への第一歩です。
まとめ
本記事では、「20~30代のビジネスマンこそ、中小企業診断士の勉強が役立つ3つの理由」として、中小企業診断士を勉強するメリットを解説しました。
20~30代のビジネスマンが中小企業診断士を勉強するメリット
- 経営に必要な知識を【短期間で体系的に】勉強できる
- ビジネスの基本的な考え方が身につくので、仕事の成果が出やすくなる
- 先輩や取引先の話が理解できたり、会話できるようになり、評価されやすくなる
中小企業診断士は難関資格ですが、正しく勉強すれば、1~2年で合格できます。また、サイトでは独学で合格できるコンテンツを配信しています。
ぜひ、できるビジネスマンへの第一歩として、中小企業診断士の勉強を考えてみてください。
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