企業経営理論【22】組織のライフサイクル、官僚制組織、組織のコンティンジェンシー理論

1回「20分」で、中小企業診断士1次試験合格を支援する「合格ドリル」です。

今回は「組織のライフサイクル、官僚制組織、組織のコンティンジェンシー理論」です。インプットしたら、過去問にチャンレジしましょう。

出題範囲との関係

【経営戦略論】

【組織論】

経営組織の形態と構造
・経営組織の運営
・人的資源管理
・労働関連法規

【マーケティング】

今回の学習キーワード

  • 組織のライフサイクル(起業者段階、共同体段階、公式化段階、精巧化段階)
  • 官僚制組織
  • 官僚制の逆機能(形式主義、目的の置換、繁文縟礼、セクショナリズム)
  • 組織のコンティンジェンシー理論
  • 機械的システム、有機的システム
  • 分化と統合
  • 情報処理モデル
  • 組織スラック
目次

組織のライフサイクル

組織は誕生してから時間の経過とともに、経営課題や組織構造が変化していきます。

組織のライフサイクルモデルとは「組織の成長や規模拡大に応じて、組織の戦略・文化・管理方法等がどのように変化していくのかを説明するモデル」をいいます。

具体的には、以下の4つの段階に分かれますが、「規模拡大→官僚制組織→官僚制の逆機能→組織構造の動態化→組織の再活性化」の流れで理解しておきましょう。

1.起業者段階

創業者の創造性や革新性が重視され、管理活動は軽視される段階です。

この段階では「資源獲得と成長」が重視されます。

組織が成長を継続するためには、経営管理技術を持ったリーダーによって組織が統合される必要があります。

2.共同体段階

組織の内部統合を作り出す段階です。

この段階では「人的資源の開発」が重視されます。

組織が成長を継続するためには、リーダーが権限移譲を行い、リーダーが直接指示しなくても統制できる状態にしていく必要があります

3.公式化段階

規則や評価システムなど官僚的制度が必要になる段階です。

この段階では「組織の安定と統制のための体制整備」が重視されます。

規則やルールで統制していきますが、行き過ぎると「官僚制の逆機能」になりがちです。そのため、組織が成長していくには「官僚制の逆機能」を打破していく必要があります。

4.精巧化段階

組織を多数の部門に分割するとともに、プロジェクトチームなどにより柔軟性を得ようとする段階です。

この段階では「新たな環境適応のための資源獲得と成長」が重視されます。

組織が更に成長するには、起業者段階で設定された社会的使命を再度見つめ直し、組織を再活性化していく必要があります。

官僚制組織、官僚制の逆機能

組織のライフサイクルで、官僚制組織が登場しましたので、ここで勉強しておきましょう。

官僚制組織とは「個人能力の大小に依存せず、誰でも同じ成果が達成できる組織」をいいます。

専門的な訓練を受けた人間が規則に従って機械のように動く(=没主観的判断)ことで、目的を合理的・効率的に達成していく組織をいいます。

官僚制組織には、以下のような特徴があります。

官僚制組織の特徴

  • 職務を専門的に分化する(分業する)
  • 規則化された手続きを徹底する
  • 文書による記録・伝達を徹底する
  • 上意下達の指揮命令系統を持つ
  • 専門的知識・技能を持つ人材を採用する

官僚制は効率を追求した組織ですが、過度に強くなりすぎると「官僚制の逆機能」というデメリットが生じます。

官僚制の逆機能

官僚制の逆機能が生じると、環境変化に対応できない、組織間にまたがる課題解決に対応できないなどのデメリットが顕在化します。

官僚制の逆機能の種類には、以下があります。

官僚制組織の逆機能

  • 形式主義
    • 規則の遵守に固執しすぎて環境の変化に対応できなくなってしまうこと
    • 規則を守ることに固執しすぎて環境変化に対応できなくなった人のことを「訓練された無能」といいます。
  • 目的の置き換え
    • 目的と手段が逆転してしまうこと
  • 繁文縟礼(はんぶんじょくれい)
    • 規則や手続きが煩雑になりすぎて、業務の効率が低下してしまうこと
  • セクショナリズム
    • 組織全体の利益よりも自部署の利益を優先してしまうこと

組織のコンティンジェンシー理論

組織のコンティンジェンシー理論とは「外部環境の状況に応じて、望ましい組織の形態は異なる」という理論です。

状況が異なれば、適合する組織は異なるというのは、その通りですよね。

大きな流れは、安定的な環境では「機械的システム」、不安定な環境では「有機的システム」が有効というものです。

ここでは、ウッドワード、バーンズ&ストーカー、ローレンシュ&ロッシュの主張を理解しておきましょう。

ウッドワード

安定的な環境では「機械的システム」、不安定な環境では「有機的システム」が有効であると主張しました。

機械的システムと有機的システム(ウッドワード)

  • 機械的システム
    • 安定的な環境に適するシステム
    • 大量生産方式が適しており、全体が統制されたシステム
  • 有機的システム
    • 不安定な環境に適する
    • 個別生産方式・装置生産が適しており、個人の裁量が重視されるシステム

バーンズ&ストーカー

外部環境が安定的な産業(=不確実性が低い産業)では、権限集権的な「機械的管理システム」が適しており、外部環境が不安定な産業(=不確実性が高い産業)では、権限移譲が進んだ「有機的管理システム」が適していると主張しました。

機械的管理システムとして官僚制組織、有機的管理システムとしてプロジェクト組織やマトリクス組織をイメージすると分かりやすいと思います。

1次試験でも両者の違いを問う問題が出題されているため、イメージを掴んでおきましょう。

機械的管理システムと有機的管理システム(バーンズ&ストーカー)

  • 機械的管理システム
    • 機能的タスクの専門分化・分割
    • 各タスクの抽象度が高い(全体目標との関係が遠い)
    • 各役割の職務・権限および方法の明確化
    • 階層トップへの知識の集中による階層構造の強化
    • 組織内特有の知識・経験・スキルの強調
  • 有機的管理システム
    • 共通のタスクに対し、異なる知識・経験を基礎とする専門化
    • 各タスクの具体度が高い(全体状況に結びついている)
    • 横の相互作用を通じた各タスクの調整・再定義
    • 水平的コミュニケーションによる相談と助言
    • タスクそのものや優れた仕事をしようとする精神へのコミットメント

ローレンシュ&ロッシュ

組織の「分化」と「統合」という概念から組織の在り方を説明したものです。

不確実性が低い環境では「分化、統合の程度がともに低い」が、不確実性が高い環境では「分化、統合の程度がともに高くなる」と主張しています。

外部環境の不確実性が高まると、部門の分化が進み、そして分化から生じるコンフリクトを解決するために統合が必要となるとし、良い組織は、高い分化と統合を実現していると述べています。

不確実な環境への対応(情報処理モデル)

不確実性が増大する環境では、組織が処理すべき情報量よりも、組織が有する情報処理能力が上回る必要があります。そうしなと、環境変化についていないためです。

ガルブレイスは「組織の情報処理能力を高めるには、不確実性を減らし、組織を構造化する必要がある」と分析し、組織を情報処理機構と捉えた「情報処理モデル」を提唱しました。

ブルブレイスは、情報処理モデルとして、「情報処理量の軽減」と「情報処理能力の向上」を主張しました。

ガルブレイスの情報処理モデル

  • 情報処理量の軽減
    • 組織スラック(企業が持つ余裕資源)の保有
    • 自己完結型職務の形成(権限移譲して、自分で決められるようにする)
  • 情報処理能力の向上
    • 垂直的情報システムの強化
    • 水平的(横断的)組織の確立(プロジェクトチーム、タスクフォース)

また、組織スラックは試験で出やすい用語なので勉強しておきましょう。

組織スラックとは「組織における余裕資源」をいいます。余剰人員や在庫のことです。

適切な組織スラックを持つことで、以下のようなメリットがあります。

組織スラックを持つことのメリット

  • 緊急事態への対応が可能になる
  • 複数の利害関係者の調整が行える
  • イノベーション遂行のための資源になりうる
  • 新規行動案の探索をリスク選好的(リスク志向的)になりやすい
  • 組織スラックが多く存在すると、コンフリクトが発生しにくくなる

組織スラックは、一見すると、非効率に見えますが、環境変化への対応力を高めるには、適度なスラック資源を持っておくことが重要です。

【過去問】令和4年度 第18問(組織のライフサイクル)

問題

Q.組織のライフサイクル仮説によると、組織は発展段階(起業者段階、共同体段階、公式化段階、精巧化段階)に応じた組織構造、リーダーシップ様式、統制システムをとる。また、組織の発展段階に応じて、組織で支配的となる有効性(組織がその目標を達成した程度)の指標は変化すると考えられる。
組織の発展段階の名称と、各段階で支配的な組織の有効性指標に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【組織の発展段階】
a 起業者段階
b 共同体段階
c 公式化段階
d 精巧化段階

【組織の有効性指標に関する記述】
①:この段階では、人的資源の開発が有効性指標として重要となり、経営者のリーダーシップの下で職場集団の凝集性とモラールを高めることが追求される。
②:この段階では、資源獲得と成長が組織の有効性指標として特に重視され、顧客や金融機関などの利害関係者と良好な関係を築くことに中心的な価値が置かれる。
③:この段階では、組織の安定性と統制、ならびに組織の生産性が支配的な有効性指標となり、情報管理システムや業務上の規則と手続きが組織内で広く整備される。
④:この段階では、組織の安定性と統制、ならびに組織の生産性と人的資源の開発を重視しつつ、新たな環境適応のための資源獲得と成長が追求される。

〔解答群〕
ア a-①  b-②  c-③  d-④
イ a-①  b-④  c-②  d-③
ウ a-①  b-④  c-③  d-②
エ a-②  b-①  c-③  d-④
オ a-②  b-①  c-④  d-③

解答・解説

正解:エ

起業者段階では、組織を成長させるため「資源獲得と成長」が求めまれます。その後、共同体段階では、リーダーの権限を委譲していくための「人的資源の開発」。公式段階では、官僚的組織として「組織の安定性と統制、ならびに組織の生産性」が求めれます。最後の精巧化段階では、組織を活性化させるために「環境適応のための資源獲得と成長」が求めれます。よって、正解はエになります。

【過去問】平成30年度 第21問(組織のライフサイクル)

問題

Q.組織の成長や変革に介入する経営コンサルタントにとって、企業組織のライフサイクルに応じた課題や特徴についての理解が必要になることがある。組織のライフサイクルを、起業者段階、共同体段階、公式化段階、精緻化段階に分けて考えるとき、それぞれの段階に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

【ア】 
持続的な成長を迎える共同体段階では、従業員は自身が共同体の一員であると強く感じるため、職務の割り当てが専門化され、階層化が進むとともに中間管理職への権限委譲が必要になってくる。

【イ】
精緻化段階では、官僚制のもたらす形式主義的な弊害を克服するために、場合によっては公式のシステムを単純化し、チームやタスクフォースを活用して小企業的な価値観や発想を維持するために組織全体に絶えず新しい挑戦や努力を推奨する必要が生じる。

【ウ】
創業者が創造力の高い技術志向の経営者の場合、起業者段階では従業員は非公式で非官僚主義的なコミュニケーションで管理されることが多い。初期の市場が成長し、それに伴い従業員が増加すると、財務管理などを含めた、組織全体を統率するリーダーシップを持った経営者が必要になる。

【エ】
組織の規模も大きくなり公式化段階になると、規則や手続き、管理システムの公式化が進み、戦略的意思決定や業務的意思決定をトップマネジメントに集権化する必要が生まれ、トップが各事業部門を直接コントロールするようになる。

解答・解説

正解:エ

ア:適切。共同体段階は、リーダーが権限移譲を行い、リーダーが直接指示しなくても統制できる状態にしていくことが必要であるため、適切です。

イ:適切。精緻化(=精巧化)段階では、プロジェクトチームなどで柔軟性を確保し、組織を活性化していく必要があるため、適切です。

ウ:適切。起業者段階では、経営管理技術を持ったリーダーによって組織が統合されていくい必要があるため、適切です。

エ:不適切。 公式化段階になると、規則や評価システムなど官僚的制度が進み、トップマネジメントは戦略的意思決定、ロワーマネジメントが業務的意思決定に関与するため、不適切です。

【過去問】平成28年度 第14問(官僚制組織)

問題

Q.官僚制の逆機能といわれる現象に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

【ア】
革新的な計画に抵抗するために、日常のルーティン対応を探し求める、グレシャムの法則。

【イ】
規則や手続きそのものを絶対視するような態度が、杓子定規な画一的対応を生み出す、形式主義。

【ウ】
組織全体の利益よりも、自分が所属する部局の利益を優先する、セクショナリズム。

【エ】
膨大な手続きと書類作成に煩わされる、繁文縟礼。

【オ】
本来は手段にすぎない規則や手続きが目的に転じてしまう、目的置換。

解答・解説

正解:ア

ア:不適切。計画のグレシャムの法則とは、トップマネジメントやミドルマネジメントが目先の現場対応(=定型的な意思決定)に追われ、長期的な戦略(=非定型的な意思決定)を後回しになってしまうことをいいます。これは官僚制の逆機能とは関係ないため、不適切です。

イ:適切。選択肢の通りです。

ウ:適切。選択肢の通りです。

エ:適切。選択肢の通りです。

オ:適切。選択肢の通りです。

【過去問】令和5年度 第15問(組織のコンティンジェンシー理論)

問題

Q.T. バーンズと G. M. ストーカーは、外部環境の安定性の程度と組織内部の管理システムの関係性を検討し、「機械的管理システム」と「有機的管理システム」という2つの管理システムのモデルを提唱した。
これらのモデルの対比に関する記述として、最も適切なものはどれか。

【ア】
機械的管理システムでは、有機的管理システムよりも上司への服従が強調される。

【イ】
機械的管理システムでは、有機的管理システムよりも水平的なコミュニケーションによる助言や相談がよくなされる。

【ウ】
有機的管理システムでは、機械的管理システムよりも個々のタスクは抽象的な性質を帯びている。

【エ】
有機的管理システムでは、機械的管理システムよりもその組織に特有な知識やスキルが重要視される。

【オ】
有機的管理システムでは、機械的管理システムよりも役割に関する責任が詳細に定められる。

解答・解説

正解:ア

ア:適切。機械的管理システムは、権限集権的なシステムであり、上司への服従が強調されやすくなるため、適切です。

イ:不適切。有機的管理システムのほうが、水平的なコミュニケーションが多くなるため、不適切です。

ウ:不適切。機械的管理システムのほうが、権限集権的なシステムであり、各タスクは全体目標との関係が遠くなります。そのため、個々のタスクの抽象度が高くなる、不適切です。

エ:不適切。その組織に特有な知識やスキルが重要視されるのは、機械的管理システムであるため、不適切です。

オ:不適切。機械的管理システムのほうが役割に関する責任が詳細に定められるため、不適切です。

【過去問】令和2年度 第16問(組織のコンティンジェンシー理論)

問題

Q.T.バーンズとG.M.ストーカーは、外部環境の不確実性がそれに適した組織内部の管理システムに影響を与えることを明らかにした。彼らは「機械的管理システム(mechanistic management system)」と「有機的管理システム(organic managementsystem)」という 2 つのモデルを提唱した。
これらのモデルに関する記述として、最も適切なものはどれか。

【ア】
不確実性が高い環境下では、階層トップへの知識が集中し、階層構造を強化する有機的管理システムが有効である。

【イ】
不確実性が高い環境下では、各タスクと全体状況や技術との関係が希薄な有機的管理システムが有効である。

【ウ】
不確実性が高い環境下では、タスクそのものや優れた仕事をしようとすることへのコミットメントが強い有機的管理システムが有効である。

【エ】
不確実性が低い環境下では、横断的相互作用を通じたタスク間の調整を重視する機械的管理システムが有効である。

【オ】
不確実性が低い環境下では、上司の指示や命令に支配された職務よりも、スタッフによる助言的内容のコミュニケーションが重視される機械的管理システムが有効である。

解答・解説

正解:ウ

ア:不適切。階層トップへの知識が集中し、階層構造を強化するのは機械的管理システムであるため、不適切です。

イ:不適切。有機的管理システムは、機械的管理システムよりも各タスクの具体性が高いため、不適切です。

ウ:適切。選択肢の通りです。

エ:不適切。横断的相互作用を通じたタスク間の調整を重視するのは有機的管理システムであるため、不適切です。

オ:不適切。不確実性が低い環境下では、有機的管理システムのほうが適しているため、不適切です。

【過去問】平成27年度 第19問(組織スラック)

問題

Q.組織スラックに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

【ア】
組織スラックは、イノベーションを遂行するための資源となりうる。

【イ】
組織スラックは、緊急事態に対応するための余裕資源として、組織の安定に寄与する。

【ウ】
組織スラックは、新規行動案の探索をリスク回避的にする傾向にある。

【エ】
組織スラックは、複数の利害関係者の組織に対する要求を調整する機能を持つ。

【オ】
組織スラックは、利害関係者が組織に対して求める要求が、満足水準に基づくことから生じる傾向にある。

解答・解説

正解:ウ

ア:適切。選択肢の通りです。

イ:適切。選択肢の通りです。

ウ:不適切。組織スラックがある場合、新規行動案の探索をリスク選好的になるため、不適切です。

エ:適切。選択肢の通りです。

オ:適切。選択肢の通りです。

【過去問】令和4年度 第19問(組織スラック)

問題

Q.組織均衡を維持するのに必要な資源と、実際にその組織が保有している資源の差を組織スラック(organizational slack)という。組織スラックに関する記述として、最も適切なものはどれか。

【ア】
好況時には、組織スラックを増やすことを通じて、組織参加者の満足水準が上昇することを抑制できる。

【イ】
組織スラックが存在しない場合、革新案を探索する際にリスク志向的になる。

【ウ】
組織スラックが存在すると、部門間のコンフリクトが激化する。

【エ】
組織スラックは、組織革新を遂行するための資源とはならないが、環境変化の影響を吸収するバッファーとしての役割を持つ。

【オ】
不況期には、組織スラックを組織参加者に放出することによって、短期的に参加者の満足水準を低下させることができる。

解答・解説

正解:ア

ア:適切。好況時には、組織スラックが増加しますが、イノベーションや企業変革の調整弁的な機能となることを主張することで、組織参加者の満足水準が上昇することを抑制できるため、適切です。

イ:不適切。組織スラックが革新案を探索する際にリスク志向的になるため、不適切です。

ウ:不適切。組織スラックが多く存在すると、コンフリクトが発生しにくくなるため、不適切です。

エ:不適切。組織スラックは、組織革新を遂行するための資源となりうるため、不適切です。

オ:不適切。不況期には、組織スラックを組織参加者に放出することによって、短期的に参加者の満足水準の低下を抑制させることができるため、不適切です。

今日のおさらい

今回は「組織のライフサイクル、官僚制組織、組織のコンティンジェンシー理論」を勉強しました。

組織のライフサイクル、組織のコンティンジェンシー理論のポイントを理解しておきましょう。

組織のライフサイクル、官僚制組織、組織のコンティンジェンシー理論

  1. 組織は成長段階に応じて「起業者段階」→「共同体段階」→「公式化段階」→「精巧化段階」がある。公式化段階では、官僚制の逆機能を打破することが重要である。
  2. 官僚制組織が行き過ぎると「官僚制の逆機能」が生じる。官僚制の逆機能の主なものに「形式主義」「目的の置き換え」「繁文縟礼」「セクショナリズム」がある。
  3. 組織のコンティンジェンシー理論とは「外部環境の状況に応じて、望ましい組織の形態は異なる」という理論。安定的な環境、大量生産方式では「機械的システム」、不安定な環境、個別生産方式では「有機的システム」が望まれる。また、不確実性が高い環境では「分化、統合の程度ともに高くなる」ことが必要である。

中小企業診断士は難関資格ですが、正しく勉強すれば、1~2年で合格できます。

できるビジネスマンへの第一歩として、中小企業診断士の勉強を考えてみてください。

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この記事を書いた人

中小企業診断士(令和2年度合格)

令和元年度、1次試験合格(通信講座)
その年の2次試験はあえなく不合格。
翌年は3ヶ月の完全独学で2次試験に合格。

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