【2次試験・合格体験記】背水の中小企業診断士2次試験を「3ヶ月の完全独学」で合格した道のりを公開

40代お疲れ社員

中小企業診断士の2次試験を受けましたが、落ちてしまいました…

コンシェルジュ先輩

2次試験は2回落ちると、1次試験からやり直しなのでつらいですね…

40代お疲れ社員

そうなんです。次は落ちるわけにはいかないんです。通信、通学、独学のどれで勉強しようか悩んでいます

コンシェルジュ先輩

実は、私も1回目は落ちて、2年目は完全独学で合格しました

40代お疲れ社員

え!独学で受かるんですか?

コンシェルジュ先輩

今振り返ると、独学のほうが受かりやすいのでは?と思うこともあります

40代お疲れ社員

そうなんですか。
詳しく教えてください!

この記事では、中小企業診断士の2次試験を独学で勉強した経緯、勉強法などについて解説していきます。

中小企業診断士2次試験の勉強をしている方に、1つでも参考になれば幸いです。

この記事を読んでほしい人

  • 中小企業診断士の2次試験で、1回落ちてしまい、次で絶対受からないと困る方
  • 中小企業診断士の2次試験の勉強をしているが、他の人の勉強方法を知りたい方
  • 中小企業診断士の1次試験を勉強していて、2次試験の勉強法を知りたい方

今回の記事でわかること

  • 2次試験は「2次試験用に組み替えた1次知識の暗記」と「パターン練習の繰り返し」が大事
  • 過去問が最良の問題集。受験機関の答練に追われて消化不良になることだけは避けよう
  • 受験機関ごとに優れたメソッドがある。いいどこ取りしてカスタマイズしよう
目次

中小企業診断士2次試験(筆記試験)の概要

中小企業診断士の2次試験(筆記試験)は、1次試験合格者を対象に、例年10月に実施されています。

STEP
1次試験

実施時期:例年8月上旬(土日)
試験科目:7科目
試験内容:マークシート方式
合格基準:1科目でも40点未満がないことを前提に、総得点が満点の6割以上
合格率:20~30%

STEP
2次試験(筆記試験)

実施時期:例年10月下旬(日曜日)
試験科目:4科目
試験内容:筆記試験
合格基準:1科目でも40点未満がないことを前提に、総得点が満点の6割以上
合格率:18~19%

STEP
2次試験(口述試験)

実施時期:例年12月中旬(日曜日)
試験内容:口述試験
試験時間:10分
合格基準:何か話すこと
合格率:99%

具体的には、以下の4事例について、各事例ともに80分で企業診断する筆記試験です。

中小企業診断士2次試験の科目

  • 事例 I(組織・人事)
  • 事例 II(マーケティング・流通)
  • 事例 III(生産・技術)
  • 事例 IV(財務・会計)

中小企業診断士の2次試験の受験資格は、1次試験に合格した年、その翌年の2回しかありません(近年はコロナウイルス感染症関連で例外があります)。

2回とも不合格の場合は、1次試験からやり直しになる過酷な試験です。

しかも、1次試験を合格した人のなかで、18~19%の合格率であるため、「中小企業診断士の本番は2次試験である」とも言われます。

まったく理解していなかった1回目の2次試験

令和元年度に、1次試験に合格し、その年の2次試験は不合格でした。

1次試験は、診断士ゼミナールの通信講座で合格し、そのまま通信講座で2次試験を勉強しました。

松永先生の過去問講義はわかりやすかったのですが、80分間でどのような解法セオリーがいいのか、SWOT分析や蛍光ペンの使い分けなどを整理しきれず、2次試験の本質を理解できずに当日を迎えてしまいました。

終わった瞬間に「落ちた」と思いました。

結果は「CBBB」で総得点は「B」でした。

2回目の2次試験に向けて「独学」を決断

2次試験の合格率は1割後半です。多年度の受験生も多く、模範解答が公表されないため、泥沼に入ると抜け出すのが大変な試験です。

2年目はどのように勉強していくかを検討するために、2次専門校のMMC、AASを始め、TAC、TBCの動画視聴や説明会に参加しました。

その結果、私が出した結論は「独学」でした。独学を選んだ理由は、以下の3点です。

2次試験の2回目を独学」に選んだ理由

  • 受験機関は添削が多すぎて、仕事と家庭がある自分には消化不良になると思った
  • 説明会で、多年度受験生のネガティブな質問が多く、一緒に勉強しようと思う気持ちになれなかった
  • 「過去問だけでも合格できる」というブログなどの情報を見つけた

2次試験の勉強を開始したのは「7月中旬」から

独学に決めたのはいいのですが、モチベーションが上がらず、勉強を開始したのは「7月中旬」からでした。

その年は東京オリンピックの開催年で、中小企業診断士1次試験が例年よりも早く、7月11日(土)、12日(日)に開催されました。

1次試験の数日後に「このままではマズい」と感じ、「10月25日(日)の2次試験に落ちたら受験勉強を終わりにしよう」と決意し、勉強を開始しました。

ちなみに、この3カ月間は、1日3時間勉強したので、その前提で読んでもらえると嬉しいです。

【事例Ⅰ~Ⅲ】の勉強方法

事例Ⅰ~Ⅲは、「一発合格 まとめシート」の2次対策の電子書籍を使って、80分の流れを理解することから始めました。

人事関連で有名な語呂合わせ「幸の日も毛深い猫」という言葉も、この本で初めて知りました。簡単に読める本ですが、内容は充実しており、非常にお薦めです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

中小企業診断士(令和2年度合格)

令和元年度、1次試験合格(通信講座)
その年の2次試験はあえなく不合格。
翌年は3ヶ月の完全独学で2次試験に合格。

コメント

コメントする

目次